5月12日、母の日

2024年4月18日

毎年5月の第2日曜日は母の日。今年2024年は5月12日（日）です。年に一度、お母様に日頃の感謝を伝える日としてご家族でプレゼントの計画を練っている方もいらっしゃいますよね。

日本ではすっかりシーズンイベントとして定着している大切な日ですが、「そもそもなぜ5月のこの日なのか」由来を知らない方も多いのではないでしょうか？

アメリカの母の日の由来

いくつかの説があるそうですが、有名なエピソードは1907年、アメリカ在住のアンナ・ジャービスが亡くなった母のために追悼会を開き、母が生前好きだった白いカーネーションを参列者に配ったこと。きっかけにアメリカ全土に母に感謝の意を示すムーブメントが広まりました。

アンナの亡くなった母は日頃から募金活動や平和に貢献する運動に熱心な人物であり、それを見て育ったアンナにも大きな影響を与えたと思われます。こうした社会運動への参加は、当時社会的地位が男性と比べ弱かった女性にとって意義あるものでした。

アンナのカーネーションが取り上げられたのは、女性の社会的地位向上を目指す運動がますます活発化しつつある時期でもありました。母の思いを引継ぎ、地道に続けた活動がやっと実を結んだと言えます。

その後1914年、当時アメリカのウィルソン大統領が、アンナの母が亡くなった5月第2日曜日を母の日として定め、国民の休日となりました。

日本に伝わってきた母の日

そして明治の終わり頃、日本にはキリスト関係者を中心にその慣習が伝わりました。日本では母の日に贈るカーネーションの色は白ではなく、赤が一般的ですね。白は「亡き母をしのぶ」意味合いが強いので、現在のように「母への愛」を表す赤いカーネーションに統一されたようです。

今日のように母の日イベントが一般的になったことに、1937年に森永製菓が「森永母の日大会」を開催したことが大きく貢献しています。

その日は東京豊島園の野外ステージを舞台に、20万人もの母親を招待して盛大に行なわれ、メディアで取り上げられました。招待券には、なんと電車の乗車券、豊島園の入場券、森永製菓のお菓子券、福引券などが含まれる大盤振る舞いでした。

同時に「私のお母さん」をテーマにした絵画・作文募集を全国の幼稚園ないし小学校に呼びかける活動を行い、全国2500もの学校が参加する大々的なイベントとなったのです。1941年の太平洋戦争開始による中止まで年毎に開催され、現在の私たちがイメージする母の日イベントのひな形となったのではないでしょうか。

世界の母の日

日本と同様、5月の第2日曜日を母の日としている国はたくさんあります。

カナダ、香港、台湾、中国、シンガポール、フィリピン、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、イタリア、デンマーク、スイス、チェコ、トルコ、南アフリカ共和国、ブラジル、チリ、コロンビアなどがそうです。

日程は前後しますが、フランス、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、ハンガリー、韓国も5月です。

オーストラリアであれば、母親に贈る花はクリサンセマムという菊の花が伝統的（現在は菊にこだわらずバラなども）。イタリアであればアザレアの花、また限定された花はない国もあります。韓国では贈る対象に父親が含まれ「両親の日」となっていたり、ハンガリーでは「お母さん」に限定しない全ての「女性の日」であったりします。

どの国も、母親に感謝を込めてお花やプレゼントを贈るのはおおむね同じですが、贈る花がカーネーション以外のものであったり、贈り物の対象者が母親のみに限らないなど、その国独自の風習が含まれていて興味深いですね！

朱SHU.がセレクトする母の日のプレゼント

日頃の感謝を込めて、お母様に贈るプレゼントを朱SHU.がセレクトさせていただきました。5月になれば蒸し暑く感じる日も増えてきます。

そんな時に手軽に涼を取れる携帯に便利な扇子、近づく夏の日差しの中で柔らかに映えるフリーサイズの錫ブレスレット、日常使いに丁度良いスタッキングカップとコースターのギフトセットをご紹介いたします。