春の日差しが心地良い季節が訪れましたね。
日によっては少し暑くも感じられるこれからの時期、 店舗でも少しずつ扇子への注目度が高まっています。
扇子は春先から晩夏において活躍し、手軽に携帯できるのが魅力。 涼を取るだけでなく、ファッションのワンポイントとしてアクセサリー感覚で楽しめます。 猛暑が続いたここ何年かは、真夏の必須アイテムとしてすっかり定番化したように思えますね!
そんな当店でも人気の西川庄六商店の扇子たちをご紹介いたします。
西川庄六商店とは
1585年、近江八幡にて創業し、安土桃山時代より約400年続く、今でいう「セレクトショップ」。 大阪や江戸で日本中の「良いモノ」を取り扱っていました。
近江商人である初代西川勘衛門数吉の長男である利右衛門は一匹の馬を購入し、多くの荷台をのせ東海道を江戸まで往復。 畳表・縁地・蚊帳等の行商を行い蓄財し、後に江戸日本橋にも出店を設けたとされます。
信用第一とした商売が評価され、江戸城本丸及び、西の丸の畳替えを引き受けるまでに。 まだ商品を現代のように全国に流通させるシステムのなかった時代、商人たちはアイデアと行動力、信念を持って その信用力を築き上げていったのでしょうね。
「商いは目先の利益よりも遠きを見てすることが大切である」の教えをもとに、日本に今も残る「良いモノ」を現代の暮らしに合わせて提案し続ける西川庄六商店。現在、扇子はその主力商品となっています。
マルチカラー扇子
まずご紹介したいのは、カラフルな3色使いがインパクトあるマルチカラー扇子。扇子の最も美しくシンプルな形を追求した、華やかなデザインは、シンプルなファッションの差し色としても映えます。
店舗でも国内・海外のお客様含め一番人気なのはベージュ×グリーン×オレンジ。落ち着いたアースカラーをベースに鮮やかな色彩との組み合わせがお洒落です。
→マルチカラー扇子
グラデーション扇子
こちらは、竹で作られた骨を僅かなコントラストで染め分け。扇面のふちに引かれた細く均一な線は、「色分金」と呼ばれる伝統技法です。
京都・滋賀の紙扇子職人による手仕事で、繊細なグラデーションを生み出しています。
「短地」と呼ばれる扇子の形状は、扇骨が長くしなやかに扇げるので、優美で柔らかな風当りが特徴です。
→グラデーション扇子
デニム扇子
そして、岡山県児島のジーンズメーカー、ジャパンブルーとのコラボ扇子。触るとわかりますが、8オンス厚地のデニム生地で風量も強い。
大きめサイズで男性にぴったりな、無骨なかっこよさです。毎年、父の日には定番の人気商品となっています!
数少ない国産布扇子職人による手仕事により生み出された、扇面端にある赤耳セルビッチとノンウォッシュの濃いインディゴブルーは、こだわり派のあの人へのプレゼントにも。
→岡山産 デニム扇子
店舗、オンラインショップでは、他にも西川庄六商店の扇子を取り揃えております。大変人気商品のため、お気に入りのカラーが見つかったらお早めのご購入を!